胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

お別れの準備 ②

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


午前の診察が終わったようで、看護師さんに部屋に呼ばれました。


「赤ちゃんとのお別れのために」というパンフレットをいただきました。


入院に必要な物の説明と、処置の時間の15分前には入院手続きを終えて産婦人科病棟へ来るようにという説明。


その後、看護師さんから「赤ちゃんを入れる白い紙製の箱を用意してほしいんだけど。」


「21週だから、20センチもないかもしれないんだけどね、それくらいの箱を用意して。」


私「わかりました」


白い紙製の箱は赤ちゃんの棺になるそうで、中には燃えるもの以外は入れないようにと言われました。


それから、赤ちゃんの布団も用意できればしてねということでした。


看護師さん「それからお洋服はどうする?もう時間がないから、作れないよね。あちら(病棟)でも用意してあるから、そこから選ぶ?」


私「ああ、そうですね。」


返事はするものの、何を言っているのか本当にわからないんです。


赤ちゃんの服って・・・。


そういえば、このお腹にいる赤ちゃんをこれから出産するんだけど、どうやって生むんだろう。


赤ちゃんは、生まれた時は息をしているんだろうか。


そんな疑問が浮かびましたが、誰にも質問することもできませんでした。


なぜか、そんなことを質問してはいけない気がしたんです。


とりあえず、20センチくらいの白い紙製の箱を用意したらいいんだということだけ覚えて、後はパンフレットを読むことにしました。


続きはまた明日。