予後について ②
妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。
この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。
悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。
医師から告げられた「予後」
医師「普通こういう場合、これ以上の妊娠の継続をする人はいないんですよ。」
言っていることはわかるのに、何のことを言っているのかよくわかりませんでした。
続けて医師は言いました。
「こういう場合はね、胎児奇形のため中絶と届けには書かないから、まあ、高齢のため妊娠の継続を希望しないとか、多産のため経済的な問題とか・・・」
そうですね。
私年齢41歳、お腹の子どもは5人目。
でも決して高齢のために妊娠の継続を希望していないとか、多産のため経済的に困窮しているとか、ないんです。
望んでした妊娠で、家族みんなで生まれるのを楽しみにしていたのに。
医師には、そんな感情論はいらないですよね。
何も言わずに、下を向いている私。
医師の話は続きます。
「胎児ドックの後、ご主人とそういう話はしました?」
私「いえ、何も。」
私も夫もこの子は水頭症というだけで、生まれてきてから大変なことになるという考えだけで、「生まない」という選択肢はこれっぽっちもなかったのです。
思わず、先生の目をじっと見てしまいました。
先生は、目をそらしながら「もう来週になると21週になるから、急がないと中絶できる時期が過ぎてしまいます。」
先生も私の目を見ながら、こんな残酷な宣告はできなかったようです。
私には、もう考える時間など与えられませんでした。
先生は言い終わって、何も言わない私に言いました。
「じゃあ、いいかな。そういうことで。」
続きは、また明日。
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