胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

最初で最後の授乳の時間

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


医師が出て行った後、看護師さんが聞きました。


「おっぱいあげます?」


赤ちゃんは死んでいるのに・・・。


でも思い出作りのためにやりました。


冷たい「千惺(ちさと)」を抱いて、口を広げて。


「千惺(ちさと)」は上手に、口を開けました。


乳首に口をあてました。


すぐに涙があふれ、・・・。


かわいそうですが、これは無理でした。


おっぱいをあげるのは、これは、赤ちゃんがこれから生きるために必要な行為。


涙が止まらず、思わず「千惺(ちさと)」を看護師さんに渡しました。


「まだ時間があるから、今夜は一緒に過ごすからいつでもあげてくださいね。」


そう言われましたが、これが最初で最後の授乳でした。