胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

思い出 ④

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


写真を撮り、いつものように子どもたちの今日1日の出来事を聞いて、子どもたちはそれぞれ一通りおしゃべりをしつくしたら帰っていきました。


また病室には、私と赤ちゃんの二人になりました。


実は赤ちゃんには、名前がついています。


妊娠がわかってから、何か月もかけていろいろな名前を見て、決めていました。


「千惺(ちさと)」


いつもは出産ギリギリまで迷うのです。


でも今回はこの「星」が入っている漢字、漢字の意味がとても気に入ったのと、女の子、男の子どちらもつけられそうな名前だったということで、この名前に決めていました。


中絶が決まり、入院する前の日にこの名前にすると夫に伝えました。


夫が「どんな漢字?」と聞いたので、紙に書いて説明しながらはっとしました。


「星が入るなんて、よくない?あ、でもこの子、本当に星になるんだ。」


なんて名前を考えたんだろう。


本当にバカです。


名前の付け方にまで、後悔しました。


でもこの赤ちゃんは、私の赤ちゃんの名前は「千惺(ちさと)」です。


続きはまた明日。