胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

胎児ドック当日 ②

こんにちは。


妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


胎児ドック当日、暗く静かな部屋でずっとエコーを見つめていました。


いつもなら、お腹の赤ちゃんの様子を見ることができる唯一の時間なので楽しみで、動く様子を見て安心したりかわいく思ったり・・・。


今日はただ不安、不安、不安。


「よし、わかった。ここ、見て。脊椎破裂がある。これが水頭症の原因。脊椎破裂で、髄液が頭に流れ込んでる。」


私はただ「そうですか。」と答えるしかなかった。


だから?これは生まれてから治せるものなのですか?この子は一体、どんな障害を抱えて生まれてくるんですか?聞きたいことは山ほどあるのに、一言も出てこなかった。


長い検診が終わり、先生からエコー写真を見ながらもう一度説明があったけど何一つ頭に入ってこず。


先生が最後に「次の診察の予約ってとってる?予後について話があるから。」


私「明後日、金曜日です。」

それから何も考えられず、どうやって帰ったとか他の子どもたちとどんな会話をしたかも覚えていません。


、仕事から帰宅した夫が「どうだった?」と聞いてきたのですが、その楽観的な様子に腹が立ち、悲しみがこみ上げ何も言えませんでした。


お腹の子どもに異常があるとわかっても、胎児ドックにも一緒に行かない夫に、ただただ怒りを感じるだけ。


この怒りは、お腹の子の病気についてどこにもやることのできない悲しみからきていることはわかっていたのですが、夫に対しての怒りを抑えることのできない夜でした。


そしてこの時はまだ、胎児ドックで「水頭症」が確実になったということだけでした。


続きはまた明日。