胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

出産の日 ②

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


朝9時過ぎ。


看護師さんが病室をノックしました。


とうとう、出産の時が近づいてきました。


処置室へ入り、陣痛促進剤をいれてもらいました。


医師「これで陣痛がついてくるので、出産するまで3時間おきに薬を入れていきますね。」


今は9時16分。


次は12時半頃かな。


処置の後、先生の話を聞きます。


医師「これからお腹も痛くなってくるとおもいますけど・・・」


あとは、なんの話だったか忘れてしまいました。


でもいつものように聞きました。


「何か、質問はありますか。」


こんな時に、質問なんかある人っているんだろうか。


この人にとって、中絶なんて仕事の一つなんだろうな。


もう4人も子どもがいるんだから、一人くらいどうってことないでしょなんて思われてるんだろう。


そんなことまで考えてしまいました。


そんなふうに思ってしまうほど、私の精神状態はおかしくなっていました。


私の出産まであとわずか。


続きはまた明日。