胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

出産の日 ①

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感
は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


朝起きて、顔を洗ってからはすることもないので、出産の準備をしました。


そうは言っても着替えとバスタオルを昨日もらった出産セットに入れるだけ。


そして昨日いただいた赤ちゃんの洋服と家から持ってきた棺を、いつでも持って行けるようにベッドの脇に準備しました。


棺は、きらきらのラメが入った白いフエルト、きれいなレースで蓋を飾って、箱の四隅を細いレースで飾りました。


自分でも、とってもよくできた棺だと思っています。


もう少し時間があれば、もっとかわいく飾れたのに。


そして、自分で洋服も縫うこともできたのに。


それが今でも心残り。


今日の出産は、いつもの出産とは違いました。


私はこれから、今でもお腹をぽこんと蹴って命があることを伝えてくれている子どもの命を、命を終わらせるために出産するのです。


朝の検診に看護師さんが来ました。


「シャワー、入ります?9時頃に先生の診察があるので、その前にシャワー入っておきましょうか。」


その言葉がうれしくて、「シャワー入ってもいいんですか?じゃあ、今から行きます。」


シャワーにでも入ったら、気持ちをスッキリさせられるような気がしました。


シャワーも終えて、朝食も終えて9時過ぎに、とうとう処置室に呼ばれました。


これから陣痛促進剤を入れに行ってきます。


続きはまた明日。