胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

火葬④

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


「千惺(ちさと)」を中絶すると決めてすぐに買った骨壺に、骨を入れていきました。


とっても小さな、青い花柄の骨壺です。


大腿骨、頭蓋骨、腕の部分と少しずつだけ骨は残りました。


大切に、大切に少ない骨を集めて骨壺に入れていきました。


ネットでいろいろと調べて骨が残らない場合もあるとあったので、これくらい残ったらよかったと思えました。


他に残りの骨が無いかきちんと見てもらって、「千惺(ちさと)」の火葬は終わりました。


もう「千惺(ちさと)」の姿はありません。


一昨日生まれた「千惺(ちさと)」の体は、もうどこにもありません。


たった21週の命でした。


たった21週しかお腹にいなかったのに、どうしてこんなにも「千惺(ちさと)」の死が悲しいのだろう。


何の思い出もないのに。


小さな骨壺を骨壺入れに入れて、火葬場を後にしました。