胎児死産のための棺つくります

21週で死産した悲しみから、優しいママと天使のために棺とお布団を手作りしています。

入院の日 ③

妊娠21週で胎児奇形のために中期中絶しました。


この悲しみと罪悪感は消えることはなく、心に重くのしかかってきます。


悲しみと向き合い「生きる」ことに前向きになるために綴っています。


1度目の処置をして病室に戻ると、まだ夫と4番目の子どもがいてテレビを見てのんびりと過ごしていました。


いつもと変わらない二人を見て、いつもの自分に必死で戻りました。


まだ小さい無邪気な4番目の子をぎゅっと抱っこして、自分の罪悪感を必死で振り払おうとしました。


夫と子供は病室でお昼ご飯を食べた後、幼稚園のお迎えや学校から帰ってくる子どもたちを迎えるために帰っていきました。


夕方頃、看護師さんが病室に来ました。


「赤ちゃんのお洋服、選びましょうか。と言っても、ごめんなさいね。この2枚しかなくって。」


持ってきたのは、小さな小さな手縫いの肌着。


青色の車の模様の物と緑色の車の模様の物。


ちゃんと男の子用の物だ。


迷ったけど、私の好きな青色を選びました。


そして持ってきた棺の上に置きました。


今まで見たこともないほど、小さな小さな赤ちゃんの服。


私の手のひらくらいの大きさ。


21週って、こんな小さいんだ・・・。


それからは何も考えられず、とりあえずテレビをつけて、ベッドに座って外を眺めて時間を過ごしました。


また病室がノックされ、処置室に呼ばれました。


2度目の処置です。


続きはまた明日。